エネルギー管理士(熱)を受験するぞ~!
おっ!難関資格だね!
僕が合格のための道筋をしめそうじゃないか!
今回は、私が2023年7月に1発合格したエネルギー管理士(熱分野)の概要や勉強方法、勉強時間について紹介します!
エネルギー管理士(熱分野)はエネルギーの中でも特に熱に関する知識を問う試験で、理系資格の中でも上位の難しさを誇っています。
しかし!しっかり勉強すれば大丈夫!こちらの記事を読んで、合格をもぎ取っていきましょう!
ほかの理系おすすめ資格はこんな感じじゃぞ~!
エネルギー管理士(熱分野)とは?
エネルギー管理士とはエネルギー使用に関する国家資格で、工場などでエネルギー使用方法の管理・改善を行うのが主な仕事です。
そしてエネルギー管理士の試験は「エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)」に基づいて行われる国家試験です。
難しい伝え方をしましたが、簡単に言うと「地球温暖化やオイルショックの影響で危ぶまれがちな地球の将来をエネルギーの管理方法を学ぶことで守っていきましょう!」という資格です。
エネルギー管理士の資格を持っている人にお給料を上乗せしたり、資格支援金を出している会社もあるそうですので、ぜひぜひご自分の会社はどうか調べてみてください。
ちなみに!先ほどから繰り返しエネルギー管理士(熱分野)と書いておりますが、これはエネルギー管理士の資格には熱と電気の2種類あり、私は熱の方を取得したからです!
熱と電気で受験科目に差はあれど、資格取得後の扱いは同じなので、ご自分の得意な科目で挑まれるのが良いと思います♪
いつどこで受けられるの?
エネルギー管理士熱分野の受験機会は年1回!
毎年7月か8月の日曜日に全国の受験会場で受験可能ですので、公式HPから最寄りの会場を調べてみてください。
ちなみに、オンライン受験はありません。
難易度
合格率
熱分野に絞っていうと、毎年受験者の20~40%が合格しているようです。
年による差がかなり激しいのですが、大体30%くらいの人が合格する!と思っておくと良いと思います。
まぐれでは受からない合格率!
合格するために必要な点数
エネルギー管理士(熱分野)は以下4科目から構成されており、すべての科目で6割以上得点すると合格となります!
4科目もあるのか…、と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、エネルギー管理士(熱分野)は科目合格制度を導入しており、合格した科目はその後2年間受験を免除されます!
(その科目は受験しなくても合格した扱いになります)
しかもすべてマーク式で記述はありません!!
一気に4科目勉強するのは大変だ!という方は2科目ずつで2年かけて合格するイメージで勉強しても良いと思います。
問題ごとに配点が違うので要注意!
勉強法
勉強時間
私は合計約160時間弱の勉強時間で合格することができました!
詳細な内訳はこちら!
平日:1時間×60日=60時間
休日:4時間×24日=96時間
ちなみに、科目ごとの内訳はざっくりこんなかんじですかね~。
(記憶の範囲なので本当にざっくりですが)
科目1「エネルギー総合管理及び法規」:20時間
科目2「熱と流体の流れの基礎」:60時間
科目3「燃料と燃焼」:20時間
科目4「熱利用設備及びその管理」:60時間
ちなみに、7月末のエネルギー管理士試験に合格するために、5月のGW明けから丸3か月を勉強に費やしました!
明らかに科目2と4に苦戦している!!!
おすすめ参考書
私はエネルギー管理士試験に合格するために以下2冊の参考書・問題集を使って勉強しました!
1冊目はこちら!
エネルギー管理士資格参考書の大定番。
というか、過去問集です。正直過去問を見ずに合格はない!!ということでこちらの過去問集の購入をお勧めします。
こちらの過去問集は間違いなく私が一番エネルギー管理士の勉強でお世話になっており、勉強時間の7割は過去問を解いていました。
科目1と科目3に関しては、過去問の勉強だけで問題ないと思います。
2冊目はこちら!
上記過去問だけでは合格するのが難しいと感じた科目2と4の勉強のために購入した参考書です。
単元ごとの解説と練習問題が載っている問題集で、エネルギー管理士の受験会場でも多くの人が持っているのを目撃しました。
おそらく私がおすすめするまでもなくエネルギー管理士の問題集として一番人気のものだと思います。
科目ごと勉強法
いろいろ言いたいことはありますが、鉄則は以下3つです!
おすすめ参考書に記載した過去問と問題集を買おう!
科目1と3は過去問を解きまくろう!
科目2と4はまずは問題集を1周しよう!終了後過去問を解きまくろう!
…なんだかとにかく過去問ですね笑
それでは!以下に具体的な方法について書いていきます!
科目1「エネルギー総合管理及び法規」
科目1の「エネルギー総合管理及び法規」は試験時間80分の科目で、熱分野電気分野の共通科目です。
そのため、熱分野でも電気分野でも重要なエネルギーの法律に関する問題が出題されます。
いやーエネルギーの法律なんて知らないよ!わからないよ!と思われるかもしれませんが、この科目、実はエネルギー管理士試験の中で一番のチョロ科目です。
なぜなら例年似たような問題が出題されるから!!
もちろん完全に同じ問題ではありませんが、合格に必要な6割の点数を取るなら過去問だけで十分です。
正直過去問を3週もすればほぼ完全に正解できるレベルに達すると思いますので、初めは全く分からなくても、我慢して過去問を繰り返し解いてみてください!
僕は科目1は9割以上得点したよ!
科目2「熱と流体の流れの基礎」
科目2の「熱と流体の流れの基礎」は試験時間110分の科目で、ほとんどすべて計算問題です。
大体工学部機械系の学生が大学1~2年生で学ぶ内容が出題されており、これが工学部出身者以外にはつらい!!
ちなみに、僕の友達の機械系の学生は初めて解いた過去問で7割を取ったらしいよ…、くやしい!!
内容としてさすがに毎年同じような問題!ということはないのですが、過去問を10年分も解けばなんとなく出題範囲が限られていることがわかるはずです。
そのため、いきなり過去問!はさすがに歯が立たなすぎるので、まずは問題集で何が出題されるのか、公式暗記などを経て、満を持して過去問に挑むのが良いと思います。
ちなみに、おそらく問題集をいくら説いても合格点に達するのは難しい科目なので、問題集1周終了などある程度問題になれた時点で過去問に挑戦するのが良いと思います。
この科目、とっても難しいのですが、よく見ると熱サイクルはランキンサイクルだけしっかり理解すればなんとなく点数がとれるな…、流体はベルヌーイさえ理解しておけば6割はとれるな…、など満点を狙うのではなく合格点である6割取れれば十分の思考にシフトしましょう!
科目3「燃料と燃焼」
科目3の「燃料と燃焼」は試験時間80分の燃焼に関する知識を問われる科目です。
安心してください、科目1に次いでこの科目はちょろいです!!!
というのも、毎年ほぼ同じ内容しか出題されない燃焼計算の配点が高く、燃焼計算さえ理解しておけばほぼ合格間違いなし!の科目だからです。
燃焼計算は毎年必ず出題されているので、過去問でしっかりばっちり練習していきましょう!
また、科目3は燃焼計算以外の難易度もそれほど高くなく、科目1と同じく過去問を繰り返しとけば満点も夢じゃない!?と思えるような科目です。
僕は科目3は9割以上得点したよ!(科目1と3だけ異様に点数が良かった)
科目4「熱利用設備及びその管理」
科目4の「熱利用設備及びその管理」は試験時間110分の科目で、エネルギーを使用する機器に関する知識が問われる科目です。
科目4は過去問を見ていただければわかるのですが、大問がとても多く…。
全体的に試験時間に対して問題数が少なく時間に追われることのないエネルギー管理士の試験にしては珍しく、頑張って急いでとく!がテーマになってくると思います。
(見直し時間も入れての話なので、試験を解くだけなら間に合うとは思います)
大問が多い、つまり出題範囲が多く、ほとんどの人にとってはなじみのない内容なので(エアコンの温湿度管理方法なんて知らないよね…)かなり苦戦する人が多いと思います。
こちらに関しても科目2と同じくまずは問題集を1周して流れをつかんでから過去問を解きまくる!が最適解だと思います。
試験終了後
丸一日勝負のエネルギー管理士の試験ですが、終了後真っ先に気になるのは回答速報ではないでしょうか!
回答速報は比較的早く(1週間後?くらい??)に公式が発表してくれるものの、早く結果を知りたい!という方は
「エネルギー管理士 熱 回答速報」で検索しましょう!
正直電気分野の回答速報はすぐに個人ブログさんがまとめてくれるのですが、電気分野に比べて知名度の低い熱分野は5ちゃんねるやX(旧twitter)で回答をアップしてくれるのを待つしかないですが、何もないよりは心の支えになるかな…?と思います。
「エネルギー管理士 熱分野 回答速報」で検索!
まとめ
いかがでしたか?
エネルギー管理士熱分野合格までのステップが伝わりましたでしょうか?
エネルギー管理士熱分野は社会の需要が高く合格すればお金がもらえたりもする試験なので、ぜひ一度勉強してみてはいかがでしょうか。
またみてね!