【ほっこり】人生を感じるおすすめ本8選【しんみり】

体験
ちゃーみしゅん
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たまには本でも読もうかな?

ばぶちゃん
ばぶちゃん

僕に任せて!
初心者にも読みやすいおすすめ本を紹介するよ!

普段から本をよく読む私ですが、去年いわた書店さんの1万円選書に当選してから、一層色々なジャンルの本を読むようになりました。

なかでも、いわた書店さんにたくさんおすすめしていただいた「温かい気持ちになれる人生を感じる本」のおすすめ8冊をまとめましたので、読んでいただけると嬉しいです。

いわた書店さんの1万円選書の感想はこちらにまとめています。

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【一万円選書推薦本】やがて訪れる春のために はらだみずき

あらすじ

恋愛と夢を諦めたことをきっかけに会社を退職した真芽(まめ)は、骨折と認知症疑いで入院した祖母ハルからどうしても生家の庭の様子を見にいってほしいと頼まれてしまう。

とあるきっかけで別離した祖母の願いではあるものの、渋々庭の様子を見にいくと、花好きな祖母が管理していたとは思えないほど荒れ果てた生家の庭の姿が。

ハルの帰宅を信じ、毎日一生懸命庭の手入れをする真芽の前に、ハルの友人、真芽の小学校の同級生、様々な人が現れて

 

感想

花好きな祖母の庭を手入れしていく、というストーリーなのでとてもたくさんの花が登場し、都度都度検索しながら読んでいました。

伴侶を亡くした祖母の気持ち、都会で恋愛を諦めた真芽の気持ちなど、人それぞれの気持ちやバックグラウンドが長くはないのですが、きちんと描かれていて、それぞれの人生に想いを馳せながら読むことができます。

全てまるくおさまりハッピーエンドというわけではないのですが、そこまで含めて大変な現実を生きる人間の力強さを感じられる1でした。

また余談にはなりますが、本の装丁がとても可愛らしくて、本棚に置いておきたくなる本です。

いくつもの週末 江國香織

作品紹介

会社員の夫と恋愛小説を得意とする江國香織さんの結婚生活を綴ったエッセイ集です。

朝近くの公園に行った話だったり、近所の野良猫が可愛かった話だったり、なんでもない日常を綴っている作品ですが、常にその根底に流れる夫婦の愛を感じることができます。

感想

江國香織さんの本との出会いは、高校の国語の授業で鳥使った短編小説「デューク」です。

その時はあまり興味を持って読んではいなかったのですが、大学に入り、「つめたいよるに」に掲載されている「デューク」をあらためて読んで温かさに魅力を感じ、色々と読みはじめました。

「きらきらひかる」や「つめたいよるに」の短編の雰囲気が好きな人には、すっと入ってくる一冊だと思います。

小説のように日常を捉えてらっしゃるのが伝わってくる素敵な本でした。

余談ですが、江國さんの作品の中では特に「ぬるい眠り」の中の「ラブ・ミー・テンダー」がお気に入りです。

長編でも短編でもエッセイでも、江國香織さんだ!とすぐに分かる雰囲気が流れているので、「いくつもの週末」が気に入ったかも、という方は他にも色々と読んでみてください。



こんな夜更けにバナナかよ 渡辺一史

作品紹介

全身の筋力の低下をもたらす進行性筋ジストロフィーの鹿野靖明さんと、彼を支えるボランティアの奮闘を記したノンフィクション小説です。

小学校6年生の時に筋ジストロフィーと診断された鹿野さんは、小説序盤の2000年時点で1人では呼吸も寝返りも行えず、ボランティアに生活のほとんどを頼っています。

しかし、そんな状況でも恋に落ちたり資格取得に励んだりと積極的に行動を起こす鹿野さんの姿に綴られています。

また、鹿野さんとボランティアの間でやりとりされる介助ノート(一種の交換日記)から、ボランティア側の心情にも焦点が当てられています。

感想

2019年頭に見にいった同名映画の原作本ということで、興味をもち、読んでみました。

映画では数名の登場人物のキャラクター性に注目が集められていましたが、こちらの原作小説は鹿野さんを中心とした登場人物の過去や心情に丁寧に焦点が当てられており、等身大の人間の強さと弱さが両面から描かれていました。

治療法がない難病と戦いながらも、ある意味でワガママに最後まで生をまっとうした鹿野さんと支え続けたボランティアの方々の苦悩を感じ、障がい者ボランティアに興味を持つきっかけになりました。


 

きみはポラリス 三浦しをん

作品紹介

「風が強く吹いている」や「舟を編む」など名作長編小説を多く執筆されている三浦しをんさんの短編集です。

11もの掲載作品に共通するテーマは「恋愛」。

それも普通の恋愛ではなく、世間では敬遠されるような少し変わった恋愛が多いのです。

三浦しをんさん独特の軽い文体でどれもさらっと読める作品になっており、普段恋愛小説は読まない、という方でもとても楽しめる作品です。

感想

中でも私は「永遠に完成しない二通の手紙」が気に入っています。

1つ1つの作品に短いながらも登場人物たちのこれまでの人生が詰まっていて、どの作品もすこし特殊な設定ではありますがとても引き込まれます。

君はポラリスを読むまで、三浦しをんさんは短編集を執筆されるイメージはなかったのですが、短編集でも軽やかな文体は健在で、三浦しをんファンなら特にとても楽しめる作品だと思います。

余談ではありますが、他に三浦しをんさんは「死・心中」をテーマにした「天国旅行」という短編集も執筆されています。

書店で「君はポラリスの続編!」とポップに書かれていたので購入したのですが、読んでみると全体の雰囲気は似ていますが、テーマは恋愛とは程遠くとても驚きました(笑)。

新しい本との出会いはいろいろなきっかけがありますね。



【一万円選書推薦本】書店主フィクリーのものがたり ガブリエル・ゼヴィン、小尾芙佐()

あらすじ

偏屈な書店主フィクリーは小さな島アリス島唯一の書店の経営者。

フィクリーは妻を事故で亡くして以来ずっと1人で書店を経営していました。

ところがそんなある日、フィクリーの書店に赤ん坊が1人置き去りにされていました。

紆余曲折あり、赤ん坊にマヤと名付け、育てることにしたフィクリー。

マヤをきっかけにフィクリーに訪れる出会いと別れ、人生の不思議と人の温かさを感じられる作品です。

感想

実はこの本は初め読んだ時は、冒頭50pだけ読んで退屈だな…、と思って一度放置していたのですが、最近読み直してとても好きになった本です。

最初退屈だと感じていた冒頭も、最後まで読んだ後もう一度読み直しました。

主人公のフィクリーは物語開始時点で40歳近いおじさん。

しかし、マヤと出会って精神的に成長していき、作品終盤では序盤の冷たい印象のフィクリーとは全くの別人になっていきます。

あまりの成長ぶりに、私は勝手に子を見守る母のような気持ちで本作を読んでいました(笑)

作品中ではかなり年月が流れるのですが、きちんと1章ずつ成長の描写がきちんと描かれているので、最後まで置いてきぼりにされることなく(いや、最後は置いてきぼりにされるのですが)、フィクリーの人生を体験することができます。

読み終わった後には少ししんみりした気持ちになりますが、今回紹介している本の中でもかなりおすすめです!

まさに、書店主フィクリーのものがたり、というタイトル通りの本でした。


【一万円選書推薦本】さざなみのよる 木皿泉

あらすじ

富士山の近くでマーケットストア「富士ファミリー」を経営する三姉妹次女のナスミ。

活発だった彼女ですが、病気のため、43歳で亡くなってしまいます。

彼女の死後、彼女の親戚、友人、はては生前の彼女を知らない人までもが彼女の存在を感じ、それぞれの人生を歩んでいきます。

長い時の流れの中で、1つの命がもたらす影響を感じさせてくれる作品です。

感想

こういった形式の本(オムニバス形式の回想録?)はあまり読んだことがないので、序盤からとても興味深く読むことができました。

なんといっても序盤で主人公が若くして亡くなってしまうので、終始しんみりとした雰囲気で話はすすむのですが、生前の主人公が活発で明るい人物だったこともあり、なんとなく全体の雰囲気は暗い、というよりも「泣き笑い」という言葉がぴったりです。

日本が舞台ということもあ
り、より人生・死をリアルに感じられる作品でした。

赤毛のアン LM・モンゴメリ、村岡花子()

ばぶちゃん
ばぶちゃん

言わずと知れた名作だね!

あらすじ

孤児アンはちょっとした手違いから、老兄妹に引き取られます。

手違いということもあり、初めは戸惑っていた兄妹も、想像力豊かで明るいアンを次第に愛するようになっていきます。

兄妹に厳しくもすくすくと育てられたアンに訪れる、親友との出会いや人生の試練、温かい人情をたっぷり楽しめる不朽の名作です。

感想

小公女セイラなどの児童文学好きには外せない1冊です。

実は赤毛のアンシリーズはかなり続編が出ていて、「アンの青春」「アンの愛情」などと続いていくのですが、私のお気に入りはやはりシリーズ1作目のアンの子供時代を描いた「赤毛のアン」です。

(実は本を読むまで知らなかったのですが、アンはかなり賢く、続編ではクィーン学院に入学したり、奨学金を取るために勉強を頑張る話がメインになってくるので、アンを応援する気持ちが強くなってしまいます(笑))

花と愛に囲まれたアンの幸せな生活や、想像力と活力に満ちたアン自身に、こんな風に生きられたら幸せだなぁ、と感じさせられる作品です。

もちろん出会いも別れもありますが、乗り越えて強く生きようとする優しいアンの姿を感じてみてください。


残るは食欲 阿川佐和子

作品紹介

タレントの阿川佐和子さんのこれまでに食べた食べ物に関するエッセイ集です。

11つの作品は5ページ程度と短いのですが、独特のシズル感と詳しい食べ物の描写のおかげで目の前にご飯が用意されているかのよう!

食べ物を通して、阿川さんの人生を覗き見しているような気分になれる作品です。

感想

阿川佐和子さんの作品はどれも食べ物が本当に美味しそう!

食べ物だけでなく、食べ方もしっかりと描写されているので、本当に食べ物が目の前にあるのでは!という気分になれる1冊です。

また、本当に1作1作が短いので1冊読めばたくさんの食べ物について知ることができて、とてもお得な気分になれるおすすめの1冊です。

私はこの本をきっかけに食べ物に関する本ばかり読むようになったくらい、影響を受けました(笑)

他にも同様のテーマで「魔女のスープ」・「娘の味」も出版されているので、「残るは食欲」を気に入った方は是非是非読んでみてください。




 

ばぶちゃん
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またみてね。

 
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