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【京都宇治エリア】中国文化を感じるお寺、黄檗山萬福寺に行ってきました!

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こんにちは!旅うさぎのぴょんたです。

今回は、京都府宇治市にある黄檗宗のお寺、萬福寺に行ってきました!

平等院最寄りの宇治駅からはJRまたは京阪で黄檗駅まで3分少々、そこから徒歩200mほどと近いので、一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

萬福寺とは

訪問した日はランタンフェスティバルの準備で、門の前に派手な飾りがしてありました。

萬福寺は、京都府宇治市にある黄檗宗の大本山です。

黄檗宗はあまり聞きなれない宗派ですが、日本に3つ伝わった禅宗の1つです。他の禅宗の宗派は、京都五山や鎌倉五山で知られる臨済宗、永平寺や總持寺が有名な曹洞宗です。これらは鎌倉時代から広まった宗派ですが、黄檗宗だけは江戸時代になってから隠元隆琦禅師(いんげんりゅうきぜんし、インゲン豆の由来!)によって伝えられました。

このため、ほかの宗派と比べて中国文化の影響が色濃く残っており、独特な雰囲気があります。見た目の建物などに加え、お経の読み方なども違うそうです。

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中国風な境内

境内に入ると日本の仏教建築とはちょっと違った雰囲気です。建物は南アジアや東南アジアから取り寄せたチーク材を使用しており中国の明の時代の様式で建てられたとのこと。大雄宝殿(本堂)はチーク材を使った建物としては日本最大だそうです。また、多くの建物が重要文化財に指定されています。

門からのぞく「開山堂」。
開山堂の近くに寄ってみるとこんな感じ。

回廊の装飾もちょっと不思議な感じです。

独特の意匠として、卍を崩したような形の勾欄(欄干)があります。日本ではあまり見られません。

実は法隆寺の時代に一度取り入れられたものの日本では廃れ、萬福寺で再輸入されたそうです。

木でできた巨大な魚、開梆(かいぱん)は萬福寺のアイコン!

萬福寺の象徴のひとつ、開梆は木魚の原型と言われています。お坊さんが野球バットのような棒で打って時を知らせます。

なかなか大きくて目立ちます。

ちょっと間抜けなような、面白い顔をしています。

口に咥えているのは煩悩の玉で、開梆を叩くことには煩悩を吐き出させるという意味も込められているそうです。

毎日打たれて傷んでいくので、今あるのは3代目だそう。

お坊さんも修行しているけど、魚にとっても毎日打たれて大変です。

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ランタンフェスティバルの準備中でした!

訪問した日は、「黄檗ランタンフェスティバル」の準備中でした。だいたい11月から1月まで開催されているそうです。いろいろな形のランタンが飾られていました。

境内入ってすぐのところ。
パンダもいました。
こちらの女性の造形も中国の雰囲気を感じます。

境内をめぐる

境内をめぐって面白かったところを写真で紹介します!

中国出身の仏師が彫った十八羅漢像の1体。ちなみに、鎌倉時代伝来の宗派では十六羅漢ですが、中国で2体が追加されて伝わったそうです。
一番大きい門「三門」の写真。
お賽銭箱の上にも魚形の板!
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まとめ

今回は紹介できませんでしたが、予約すれば独自の精進料理「普茶料理」も頂けるそうです。次に行ったら食べてみたい…

異国情緒あふれる萬福寺、ぜひ皆さんも行ってみてください!

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