ミュージカル好きの皆さん、ついにこの日がやってきました。梅田芸術劇場で上演中の『レ・ミゼラブル』を観てきました!
月に1回はミュージカルを観劇する私ですが、今回は特に心が震えました。なぜなら… 歌の持つ力に圧倒されたから です!!
『民衆の歌』の破壊力に打ちのめされる
『レ・ミゼラブル』といえば、誰もが知る名曲 『民衆の歌(Do You Hear the People Sing?)』 。
これまでFNS歌謡祭のミュージカルコーナーや、コロナ禍に俳優さんたちがオンラインで歌っていた動画など、さまざまなバージョンを聴いてきました。でも劇場で生の音を浴びた瞬間、 「こんなに違うの!?」 と驚愕。
特に、私が観た回のアンジョルラス。最初は「一目で熱い男!」と分かるタイプではなかったのですが、 『民衆の歌』を歌い始めた途端に彼の中の情熱がズンッと伝わってきた のです。
「歌詞に魂がこもる」という言葉がありますが、これがそのことか…!と実感。
『One Day More』の魅力とは
ミュージカル『レ・ミゼラブル』の中でも、特に圧巻だったのが 『One Day More』 です。
この楽曲は、ジャベール、ジャン・バルジャン、マリウス、コゼット、エポニーヌ、テナルディエ夫妻、アンジョルラスら主要キャストが一堂に会し、それぞれの想いを歌い上げる名場面。
舞台上の全員が異なる立場で、それぞれの運命を語りながらも、すべてのメロディが美しく絡み合っていく… これぞミュージカルの醍醐味!
特にアンジョルラスのリーダーシップと、マリウスの揺れ動く心情のコントラストが見事に描かれていて、最高潮のまま幕間へ突入。劇場全体が息を呑む瞬間を感じました。
『Master of the House』のインパクト
これまで『Master of the House』は2019年版キャストのショート版しか聞いたことがなかったのですが、劇場でフルバージョンを聴いてその面白さに圧倒されました。テナルディエ夫妻の掛け合いは絶妙で、舞台全体が一気に賑やかになり、客席の空気が一変。シリアスなストーリーの中での貴重なコミカルパートとして、観客を一瞬にして惹きつける力を持っていました。
これまで「陽気で愉快な曲」くらいに思っていたのですが、実際に観ると テナルディエ夫妻の狡猾さやたくましさが全開 で、「ああ、こういう人たちだからこそこの時代を生き抜けたんだな」と納得。特にテナルディエの歌詞と彼の行動のギャップが見事に演出されていて、観客としては「絶対に信用しちゃいけないのに、なんだか憎めない…!」という気持ちにさせられました。
まだまだある!有名曲もすごい!
もちろん、『レ・ミゼラブル』には他にも名曲が盛りだくさん。
『I Dreamed a Dream』 ではファンテーヌの絶望がひしひしと伝わり、涙なしでは観られませんでした。歌声の力だけで彼女の人生の重みがズシンと響きます。
『On My Own』 では、エポニーヌの切ない恋心が美しいメロディに乗って心に染み渡ります。まるで彼女の孤独が客席まで届いてくるかのようでした。
そして、『At the End of the Day』や『Work Song』 のような、物語を進めるための楽曲ですら、囚人や民衆の感情が生々しく伝わってくるのが本当にすごい。
セリフがほぼない全編歌のミュージカルを観たのは初めてでしたが、 「歌の力ってこんなにも物語を動かせるのか!」 と驚きました。
舞台セットと演出もすごい
歌だけでなく、舞台セットや演出の工夫も見どころ。
回転するステージが、登場人物たちの運命の流転を表現しているようで、 一瞬たりとも目が離せない 。
バリケードのシーンでは、銃声の音がリアルで、本当に戦いの中に放り込まれた気分になりました。
特に 『On My Own』や『I Dreamed a Dream』 の場面では、セットがシンプルだからこそ、キャストの演技力と歌唱力が際立っていました。
『レ・ミゼラブル』はやっぱり名作だった
この作品が世界中で愛される理由が、ようやく体感として分かりました。
・ 歌が物語そのものを語る ・ 演者たちの熱量がすごい ・ 舞台演出が緻密で引き込まれる
これを生で味わえたことに感謝…!
『レ・ミゼラブル』、 観るたびに新たな発見がある作品 だと思うので、ぜひ皆さんも劇場で体験してみてください!