「人間は一ヶ月に35日雨が降る島に耐えられるのか?」
この問いに、自ら答えを出すべく、私は屋久島へ降り立った。目的はただひとつ。 縄文杉をこの目で見ること!
縄文杉は、推定樹齢2,000年〜7,200年(幅ありすぎ)。日本で最も古い木のひとつであり、どこぞの仙人が住んでいそうな雰囲気が漂う。そんな神秘の巨木を見るために、人々は長い長い道のりを歩くのだ。
…いや、 めっちゃ長いぞこれ!?
🚢 鹿児島から屋久島へ:フェリー屋久島2で行ってみた
屋久島へは 飛行機・高速船・フェリー の3択があるが、今回は 「フェリー屋久島2」 を選択。
🕘 スケジュール
区間 | 出発 | 到着 | 料金 |
---|---|---|---|
鹿児島港 → 屋久島 | 8:30 | 12:30 | 片道5,400円 |
屋久島 → 鹿児島港 | 13:30 | 17:40 | 片道5,400円 |
⏳ 所要時間:4時間
💰 費用:片道5,400円(往復10,800円)
コスパ最強! のんびり海を眺めながら船旅 ができるのが魅力。屋久島行きの船の中で 地元の人と話したり、お弁当を食べたり するのも楽しい!
真夏に向かったこともあり、とってもきれいな海がみえました!

海!!!
🏕 縄文杉までの道のり:11時間の壮大な旅
まず朝。 まだ夜じゃん? という時間に宿を出発。なぜなら、縄文杉まで行って帰ってくるには 往復11時間 かかるからだ。トレッキングの出発点である 荒川登山口 に到着し、覚悟を決める。
🚂 最初の2時間は「トロッコ道」
「楽勝じゃん!」と思うが、これが じわじわくる地味なキツさ 。

初めは意気揚々と踏み出したのだが…
🚶♂️ 次の3時間はガチ登山道
ウィルソン株、もののけ姫の森、木の根をつたう急な階段。 森の緑に癒される どころか、脚が死にかける。
山というか…、森…?緑のあふれ方がはんぱない。

ひたすら緑
🏆 ついに縄文杉!
「デカッ…!!」
存在感がすごい。まるで屋久島の守護神。 苦しさのすべてが報われる瞬間!(個人差があります)
その後、同じルートを また5時間かけて帰る という鬼畜の行程。 帰りのトロッコ道が本当につらい!
💀 縄文杉トレッキングは「苦しかった思い出」部門優勝
縄文杉トレッキングは ハードモード である。
👟 往復22km歩く
⛰ 標高1,300mまで登る
🥾 11時間かかる
去年の思い出の中で 「苦しかった部門」優勝 です、おめでとうございます。
特に 帰りのトロッコ道が鬼 。「もう足を動かすのをやめようかな…」と何度思ったことか。
しかし、そんな私の横を 地元の小学生たちが颯爽と駆け抜けていく。
「…負けてられねえ!!」
なんとか完歩した。達成感はすごい。 足は翌日、廃人と化した。
🏃♂️ これから行く人へワンポイントアドバイス!
✔ 登山靴は絶対に履け!(スニーカーNG)
✔ 手すりのない橋があるので慎重に!
✔ 帰りのエネルギー源に甘いものを!
✔ トイレは少ないので計画的に!
✔ 登山ストックがあると膝が救われる!
🌳 縄文杉トレッキングの見どころ!
👀 ① ウィルソン株
でかい切り株の中に入ると、 ハート型の空 が見える。かわいい。カップルがキャッキャしていた。
登山道が始まってから30分程度でお目見えなのだが、正直ここで引き返していればあれほどの苦しみは経験せずにすんだのに…、とも思う。
行って良かった縄文杉、でも苦しかった縄文杉…。

ハート形でかわいい
🍃 ② もののけ姫の森みたいな登山道
巨大な杉、コケむした岩、木の根が這う道…まさに ジブリの世界 。「しし神様いそう」と思いながら歩く。
下の写真からわかる通り、1年分の緑を浴びることができます。
🌲 ③ 縄文杉の圧倒的存在感
最後の最後に、 圧倒的なパワーを放つ縄文杉 に出会う。 苦労したからこそ、感動もひとしお!
しかし30年そこらしか生きていない私からすれば、縄文杉に至るまでに見てきた大王杉や夫婦杉で十分凄すぎ、
すでに凄すぎメーターが壊れていたため(+疲れていたため)、縄文杉を前にしたときには正直この登山もやっと半分か…、の気持ちが強かった(ごめん、縄文杉…)。
翌日縄文杉自然館を訪れた時に改めて君のすごさがわかりました…。

とにかくでかい
🏆 まとめ:縄文杉トレッキングは一生に一度は挑戦すべし!
🌟 体力に自信がなくても挑戦できる!(ただし覚悟は必要)
🌟 屋久島の大自然に包まれる最高の体験!
🌟 苦しいけど、達成感がすごい!
屋久島に行ったら、 ぜひ縄文杉に会いに行ってみてください!
ただし、 翌日は確実に筋肉痛になるので、スケジュールに「休養日」を入れておくのを強く推奨します。